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フランスに行った時のこと

私の場合は大学で外国人講師と頻繁に付き合う学部にいたので、(単位取得のためもあって)とにかく外国人と会話を交わした。
おかげで、そのあとフランスにちょっと行った折にも言葉で困ることは全くなかった。

「フランス人は自国語に対するプライドが高く、英語を話そうとしない」

というのは日本人観光客が関わる限り、そういうことはない。

ただ、日本と同様に、学校で英語の成績が悪かったから英語ができない、という人がたまにいるだけである。

そして、フランス語で「~はどこですか」と聞こうものなら帰ってくる答えは絶対にフランス語だ。

途中で「英語で言ってくれ」と頼むくらいなら最初から「Where is …?」と聞けという話だ。

フランスで私はホームステイをしたのだが、そこのホストファミリーが英語がダメだった。旦那さんがパティシエということもあってご飯は美味しいのだが、英語がからっきしだった。

なので、5日間の滞在期間の間、毎晩自室でフランス語の辞書を引いて予習復習をしていた。何か話題が出せないと「話せないなら仕方がない」と、いつまでも輪に入れてくれない。

英語だったら何とかなるのだが…と思いながら、英語すらできなくて交換留学なんかでアメリカのファミリーに放り込まれる高校生の気持が分かった気がした。

ホームステイはフランスの地方都市だったのだが、帰り際にパリで生活したときは若干のフランス語と英語でバリバリ通じた。言葉が出来るだけで世界はずっと楽しくなる。

帰ってきてから新宿のあたりを歩いていたら、外国人女性に声をかけられ、英語で品川駅に行きたいという。
新宿駅を指差して、「あそこの階段を下りると駅だ」と言うと、彼女は「あれが駅ね」と言って去っていった。
ほとんどジェスチャーで教えたようなものだが、まだまだ己の未熟さを思い知るひとコマだった。

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最終更新日:2014-12-22 17:12

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